仕事で、歌舞伎座のある東銀座駅に降りる事がここ最近多いのですが、外観を眺め、
木挽町広場のお土産コーナーを、後ろ髪引かれる思いでサラッとみて通過するだけ・・・。
けれども先日、稽古事の先輩から、「日本人ならば、玉三郎の娘道成寺は見ておきなさい」
と言われ、見たい!スイッチが入ったのです。
チケット完売は当たり前・・・それならと幕見席の立ち見覚悟で行ってきました。
杮葺落5月大歌舞伎 第三部
1、梶原平三誉石切(かじわらへいぞうほまれのいしきり)
2、京鹿子娘二人道成寺(きょうかのこむすめににんどうじょうじ)
一幕めの石切梶原は、義太夫狂言の名作だけあって、思わずふっと笑えるところが沢山。
学生時代、先代の歌舞伎座のちょっと狭いシートで難行苦行で見た思い出があります。
新しい歌舞伎座は、シートも広くなり、肩の力を抜いて楽しく見られました。
さて、お目当ての二人道成寺!
ああ、本当に!玉三郎さん、菊之助さん、なんと艶やかで、しなやかで、美しい舞姿なのでしょう!
次々に展開される、あらん限りに趣向を凝らした踊りは観客を引き付けてラストへ!
いつまでもお美しい玉三郎さん、お声も凜と響いて素適な菊之助さん、日本芸能の美しさ、
日本人である喜びを心の底から感じさせていただいたた素晴らしい舞台に感謝です!
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